2016年の年頭の色紙に書いた言葉が「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」です。
仏教用語で、命をかけて事にあたるという気構えを表します。
本当に人間はそんなことが可能なのでしょうか?私は可能だと思っているひとりなのですが、日本では自殺者が毎年何万人といてる不思議な先進国です。自分の命を絶つことを考えるのであれば、その親から授かり子孫へ残す命をかけて事を行えば普通のことは大抵問題なくできるのではないでしょうか?
昨年沢山の事を悩みながら今年の正月を迎え、毎年恒例の今年の言葉を元旦に考えてみたらこの言葉しか思いつかなかったのです。いざ、色紙に言葉を書いてみると心がす〜〜と不思議に落ち着いて行く自分に驚きました。瀬戸際になって後ろを振り向くのではなく、前を向こうとした時の人間の強さはやはり計り知れないものがあるのかもしれません。会社設立時はこんな思いでやっていたなっとふと懐かしい感覚にもかられました。やはり人間は初心を忘れてはダメですね。
第2創業には自分にぴったりな言葉のような気がして今年の、いや、60までの言葉としたいと思います。
毎朝、この言葉と向かい合い、その日1日1日を「不惜身命」の心でやりきりたいと誓った正月でした。